続・初めてのプリント基板設計から発注まで
前回の記事でPCBWayに基板を発注しましたが、それが無事届きました。
今回は、軽くレビューしてみたいと思います。
目視チェック
「おおっ、ちゃんと物になってる!(すりすりさわさわ)」
画面の中で設計したものが具体物となり、手で触れることができると、結構感動するもんです。
今回はおしゃれ感を目指して、ソルダーマスクを白、シルクを黒にしてみました。
やはり、ただの緑色の基板と比べて、ちょっと印象が変わりますね。
お遊びで描いたドロイド君マークも、結構いい感じ。
シルクの潰れもなく、全体的に綺麗に仕上がってます。
ただ、ちょいちょい実装面と被ってる部分があるな。ったく誰だこんな雑な仕事するやつは…。
ひー、私でしたー!設計時点で既にやっちまってますね。
基板の製造側としては、設計どおりバッチリ再現してくれています!(ヤケクソ)
次回はもう少しちゃんとチェックしよう…。
導通チェックと部品実装
さて、お次は重要な導通チェックですが、結果は問題ありませんでした。
といっても、今回はあまり細いパターンを使っていません。(一番細くて20mil)
ちなみに、基板の形が長方形でないのは、部品の収まりを検討した結果です。
結構変な形の基板なので「ちゃんと注文通り来るかしら」と心配していましたが、削れもなく発注通りの仕上がりで、ほっとしました。
ということで、部品を実装してみたのがこちら。
いい感じに部品が収まってくれています。
しかし、ちょいちょいフラックスの茶色いのが残っていて、汚いですね。
表面が白いと、なお目立ちます。こういう弊害があるんだな…。
ということで、これを除去する専用剤が売られてたりします。
これを茶色いところに塗りぬりしていくと…。
ピカー、あら綺麗!いい感じですね。
最後に、簡易ケースに収めて完成!
ユニバーサル基板実装からの改善点
今回の基板では、以前のユニバーサル基板実装と比べて、大きく2点の改善を盛り込んでいます。
マイクを前面に
以前は、マイクが側面にあったため、音声を拾いにくい、という弊害がありました。
今回は設計変更により前面に持ってきたため、音を拾いやすくなりました。
アルミ板による放熱
以前は、底面がアクリル板でしたが、今回からアルミ板にしました。
ESP32と触れさせることで、ケースであると同時に放熱板の役割も担わせてみました。
ケースとESP32の放熱板の間に、熱伝導のグリスを塗ったら、より放熱効率が上がるかしら?
というわけで、新ボードドロイド君。動作もバッチリ、快調です!
おわりに
8/23に発注して、9/7に届いたので、大体2週間程度でしょうか。送料ケチって一番安くした割には、なかなか早い。
しかも、比較的複雑な形でもしっかりと仕上がっており、回路動作も問題なく動いてくれました。
海外発注で安いのに、こりゃあなどれんですね。他に何か作ることがあれば、ぜひまた利用してみたいと思います。
ということで、今回は基板発注の結果報告でした。
また、次回をお楽しみに。