ドロイド君のコンセプト動画完成!

ついにドロイド君のコンセプト動画「Life with Droid-kun」が完成しました!

ぜひ、うちのドロイド君を見てやってください。

今回の動画は、ドロイド君に今まで実装してきた機能を包括的に紹介するものになっています。

ドロイド君の今までの開発進捗は、こちらの記事にてまとめています。

まだ細かい機能を実装しきれていませんが、主要となる機能はほぼ完成しました。

そして、この動画が完成するまで、8月あたりから断続的に作り続けて約3ヶ月。結構長い道のりでした。

今回は撮影だけでなく、BGMの作曲もしてみたので、それぞれで使用機材や裏話的な部分について、触れておこうと思います。(すみません、この記事結構長くなっています…)

ちなみに、私は動画撮影や楽曲製作の知識があるわけではなく、すべて自己流です。なので、参考になるかどうかは疑問ですので、その点はご容赦ください。

撮影機材

撮影に使った機材に触れておきます。

カメラ・レンズ

今までのドロイド君の動画は、全てこのカメラで撮影しています。

α6000+SEL24F18Z, SEL18200LE

レンズの使い分けについて、基本的には明るくてボケ味のでるSEL24F18Zを使っています。

動画でいうと、例えばこのシーン。(2:48付近)

使用レンズ: SEL24F18Z

背景がボケて、ドロイド君とボトルライトのみが被写体として浮き出ています。お気に入りシーンの一つです。

一方、望遠側を使って、画角を狭めたりドロイド君をアップで撮影したいシーンには、SEL18200LEを使います。

例えばこのシーン。(1:17付近)

使用レンズ: SEL18200LE

望遠側で画角を狭めることで、奥のテレビがなるべく画面いっぱいに広がるよう撮影してみました。

ただ、ドロイド君への光の当たり方が横からになってしまい、影ができてちょっとイマイチ…。

自宅の窓とテレビの位置関係から、光源はこれ以上どうしようもありませんでした。レフ板とか使えば少しはマシになるのかしら…。

スライダー

ドロイド君自体は移動しないので、少し動きのある表現をしたいときは、カメラ側を動かす必要がでてきます。

それを実現するための方法の一つが、このスライダーです。

カメラを台座に固定し、その名の通りレール上をスライドさせて使います。

ベアリングも入っていて結構スムーズに動くんですが、一定の速度で移動させる事が難しかったりします。

なので、電動式も販売されていますが、お高いんです。なので、今回は手動式を購入し、頑張って使ってみました。(Amazonで5,000円弱程度)

例えばこのシーン。(1:49~)

日が暮れる様子を眺めながら、早く帰ってこないかな~、とドロイド君が待っているシーン。

少し哀愁漂うような表現をしたかったので、長めに尺をとりました。

ただ、静止したままだと冗長になってしまったため、スライダーで動きをつけることで、それを回避したつもりです。

電動ドーリー

同じく、動画に動きをつける方法にドーリーがあります。

先ほどのスライダーは直線の動きしかできませんが、ドーリーは三脚に車輪がついた形になっていて、回り込むような動きもできます。

ただ、平らな地面前提なので、環境によってスライダーとの使い分けが発生します。

こちらも電動式が存在しますが、お高いので、自作してみました。(興味のある方はこちらの記事にて)

少し回り込む感じで撮影したのは、このシーン。(2:40~付近)

ここも、盛り上がったシーンから一転、一度落ち着かせるため、静止したドロイド君を撮影しました。

少し回り込んで撮影することで、単調さをなるべく回避しています。

電動フォーカス駆動機

ピントを手前から奥に移動させるためには、MFでフォーカスリングを操作します。

このリング操作も、一定の速度で回転させないと不自然な動きになってしまうのですが、手動ではなかなか難しい。

そこで、外付けの電動フォーカス駆動機を作成しました。

DCモーターでギアを回転させ、そのギアとフォーカスリングを噛み合わせることで、電動操作を実現しています。こんな感じで、レンズに装着して使います。

これを使って撮影したシーンがこちら(00:19~)

手前の枕から、奥にいるドロイド君にフォーカスを移動させるような演出をしてみました。

撮影の所感

今回の撮影で一番感じたこと、それは「伝えたいことを映像で表現するのって、とても難しい」です。

ありがちですが、実際に取り組むことで、それを体感できました。

ドロイド君のコンセプトは「かわいくて、かつ実用的。普段の生活にそっと寄り添うコミュニケーションロボット」です。

これを軸に色々な機能を実装してきたので、ストーリーは思いつくし、素材もそろっています。なので、なんとなくの表現したいイメージはあるわけです。

だけど、はて、これを映像として表現するには何をどうすれば…?そんな感じでスタートしたので、動画撮影はハテナの連続でした。

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この機能は、どういう構図で、どういう動きを撮影すれば、うまく伝わるんだろう?

あれ、なんか想像より暗い印象…。もっと楽しい雰囲気にするには?光の具合?それとも色味?

単調なシーンになっちゃったなぁ、少しカメラを動かしてみるか。

む、音楽に合わせたら尺が長すぎるなぁ。少し動きを削らないと…。等々…。
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そんなたくさんの試行錯誤をするので、シーンによっては撮影だけで数時間かかったりしました。

なので、今回の動画も「このシーンはバッチリ!」もありつつ、「うーん、イマイチ…。まあいいかぁ」と妥協したシーンがあったりします。

ドロイド君だから何テイク取り直しても文句言われないけど、人が演じるドラマとかだったら、撮影側の都合でそうそう何テイクも取り直せないよなぁ…。

やはり、その道のプロの方は凄いな、と痛感しました。

曲ができるまで

作曲ソフトについて

音楽をパソコンで作成・編集する場合、DTM(Desk Top Music)ソフトが必要になります。

今回はMacのGarageBandを使いました。

DTMでは、音を記録する方法として「生音を録音する方法」と「事前に用意された楽器の音階を指定(=打ち込み)する方法」が存在します。

生音のほうがより豊かな音の表現ができる一方、楽器や録音機材の準備、演奏する技術、後の修正(=再録音)が大変だったりします。

一方の打ち込みは、音階を指定さえすれば、事前にソフトに収録されている楽器の音色が鳴るので手軽な一方、ダイナミックさだったり臨場感といった音の表現力に限界があります。

それぞれの長所短所を考慮し、使い分けたりもできるわけですが、今回はほぼ打ち込みで製作しました。

というのも、昔に比べ、最近は打ち込みでも結構生音に近い音がでたりするので、個人的にはそれで満足がいったためです。

曲について

今回の曲は、基本的に3つのコードだけで成り立っていて、それを使って4小節のリフを構成し、それをひたすら繰り返す形になっています。

このリフは、ちょうど1年前くらい前、ドロイド君Ver.2の開発に着手し始めた頃から考えていたものでした。

当初から「コンセプト動画を作りたいなぁ」なんて気持ちがちょっとあって、ギターをなんとなく弾いていたときに思いついたものです。

なので、実はドロイド君の起動音も、3つのコードのうちの一つをギターで鳴らした音になっています。

作曲の際には、以下の2点に気を付けました。
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・あくまで動画がメインなので、あまり前面に出すぎないこと。
・ずっと同じリフなので、情景表現には楽器を使い分け、なるべく飽きさせないこと。
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ちなみに、個人的にお気に入りの箇所は、3つあります。

1つ目は、夕陽のシーン(1:40~)のクラリネットの音。単音を鳴らしているだけなんですが、打ち込みなのにいい音でるなぁ、と感じました。

2つ目は、おかえりシーン(2:10~)のピポピポした音のフレーズ。ここは、帰ってきてドロイド君が喜んでいるイメージを、かわいいピポピポ音で表現してみました。

3つ目は、ちょいちょい入るディストーションギターのフレーズ。当初、ギターは生音でやろうかと思っていたんですが、GarageBandから出る打ち込み音がとても本物っぽくて、満足してしまいました。

ホント、昔に比べて打ち込み音のクオリティが格段に向上していることに驚きました。

作曲の所感

今回、制作過程で面白いなぁ、と感じたのが、動画と曲のできる順番です。

「撮影した動画 ⇒ それにあった曲フレーズ」という場所もあれば、「できた曲フレーズ ⇒ それにあった動画」という場所もあったりして、それぞれの作業がお互いにインスピレーションを与えあうような形で完成しました。

動画撮影と作曲を両方やると、動画の都合に合わせて曲を伸ばしたり縮めたりと自由度が上がったりもするので、色々とやりやすかったです。

おわりに

この動画を作っている途中にも、ドロイド君はさらに進化を遂げていたりします。

なので、この動画で紹介しきれなかった部分について、第二弾を作ったりできればいいなぁ、なんて思っています。

また、もう少しグローバルを目指して、英語版の動画も作ってみようかなぁ、なんてことも考えています。

やりたいことは、まだまだたくさん。

では、また次回をお楽しみに。